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結膜弛緩症(白目のシワ)

結膜弛緩症とは?

結膜弛緩症は、簡単にいうと白目(結膜)にシワが出来た状態をいいます。このシワが原因で涙目になったり、コロコロしたりといった症状が現れます。

白目の表面を覆っている透明な膜を結膜といい、通常は目の表面にしっかりとくっついています。加齢などの原因により結膜と目の表面との接着が弱くなり、たるんだ状態になると結膜弛緩症となります。中年以降に多く、40歳以上の実に90%以上の方が結膜弛緩症を発症しているというデータもあります。自覚症状がないことも多く、本人も気が付かないうちに発症していることが多いです。

結膜弛緩症の症状

鏡を見ると白目がぶよぶよしている

結膜弛緩症は程度が強いと肉眼で観察しても、シワが確認できます。

コロコロする・異物感がある

緩んだ結膜がまばたきなどで眼球表面をこすり傷ができることがあります。コロコロや異物感の原因になることがあります。

涙がこぼれやすい・うるうるする

下まぶたの裏側には涙をとどめておくためのポケットがあります。結膜がゆるむと、涙のポケットを占拠してしまい涙をとどめとくことができなくなります。更に緩んだ結膜は涙点という涙の排出口に蓋をしてしまうことがあります。その結果、涙がこぼれやすくなり、うるうるした感じがするようになります。

目が乾きやすい

涙がこぼれやすい状態になると、涙の量が減ってしまいます。これによりドライアイ(乾き目)を発症・悪化させてしまいます。

本を読む時に見えにくい

涙は目の下の方に溜まりやすいため、うるうるするなどの症状は、本を読むなど下を見る際に強く現れます。

白目がよく赤くなる

白目が絵の具で塗ったように赤くなる方がいらっしゃいます。これは結膜下出血といいますが、結膜弛緩症のある方により頻繁に見られます。

結膜弛緩症の原因

実は明らかな原因は分かってはいませんが、主な原因は加齢・老化と考えられています。歳を取ると皮膚にシワができるように、目の表面にもシワができやすくなります。人間は起きている間は絶えず目を動かしており、その度に結膜に負荷がかかります。目の運動を長年続けていると、結膜が伸び縮みを繰り返し、次第にシワが出来てくるのです。

結膜弛緩症の治療

症状が何もない場合は放置していても構いません。涙目が酷い、コロコロするといった症状が強い場合は、手術によって目のたるみを解消させます。手術を希望されない場合は、根治治療とはなりませんが涙の目薬で症状を和らげます。

無治療で経過観察をする場合

コロコロした症状を和らげる目的で涙の目薬を使用していただきます。ただ、根本治療ではありませんので効果は限定的です。

焼却手術による治療

多くの結膜弛緩症の方に行う手術です。たるんだ結膜を電気の力で焼却します。余分な結膜が縮んで結膜弛緩症が改善します。

縫い付け手術による治療

結膜弛緩症が重度である場合に行うことが多い術式です。縫合を行うため、術後にコロコロした感じがしばらく続きます。

院長コメント

結膜弛緩症は非常に多くの方に見られますが、歳のせいだからと放置されがちな疾患です。手術は日帰りで行えますし、時間は10分弱と負担も少ないですのでご安心ください。

当院での結膜弛緩症の治療

結膜弛緩症が見つかったら

まずは「涙がこぼれる」などの症状が本当に結膜弛緩症によるものかどうかチェックします。涙道という涙の排出口が詰まっていることで生じる流涙であればそちらの治療をしなければなりません。結膜弛緩症によるものと分かれば、患者様に治療法をしっかり説明し、理解したうえで点眼や手術を選択いただきます。

手術を受けられる場合

患者様の目の状態に応じて焼却による手術、または縫い付けによる手術を選択します。縫い付け手術の方が手術時間はかかる傾向にあります。手術後は目薬を処方しますので、中止の指示があるまでは継続してください。

結膜弛緩症の手術にかかる費用

手術名は「結膜嚢形成手術 部分形成」となります。2,250点の手術ですので、費用は3割負担で約7,500円、1割負担では約2,500円となります。

結膜弛緩症手術の注意点

縫い付け手術を行った場合は、縫い付けた糸によりしばらくの間はコロコロした感じがします。また手術の影響で出血するため、白目が1,2週間赤くなります。焼却による手術の場合は、縫合をしませんので術後のコロコロ感はほとんどありません。結膜弛緩症の手術後に再発した場合は、追加で焼却や縫い付けが必要になります。定期的なメンテナンスが大切です。

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