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検診・精密検査

「学校検診」「人間ドック」「会社の健康診断」
これらの検診で要精密検査となりましたら当院で一度ご相談ください。

当院で「眼科ドック(目の検診)」を希望される方はコチラ

よく指摘される目の異常

視力低下「B~D判定」

学校では新学期が始まると、全児童の健康診断が行われます。
その中で、「視力検査」が行われます。
視力検査では、5m離れた所にある視力表を読み、視力の数値がA~Dの4段階で判定されます。

近視があったり、何か目の病気があったりすると5m離れた所の視力表は見えにくくなります。
それぞれの判定の視力は以下のとおりです。
B判定以下は、眼鏡装用によって見え方が改善する場合があるため眼科を受診するようにしましょう。

A判定 視力1.0以上に相当します。
B判定 視力0.9~0.7に相当します。学校生活にはほとんど支障ないでしょう。
C判定 視力0.6~0.3に相当します。教室での授業に多少の影響が見られるため、座席を前の方にするなどの対策が必要となります。
D判定 視力0.2以下です。教室の最前列でも黒板の字が見えにくいため、眼鏡装用などの早急な対策が必要です。

視神経乳頭陥凹拡大(緑内障の疑い)

人間ドックや会社の健康診断では、眼底写真を撮影されることが多いです。
眼底写真の結果は下図のように見えており、この写真を眼科医が見て異常がないか判定します。
緑で囲った部分が視神経乳頭陥凹といいます。
緑内障があると視神経乳頭陥凹が正常よりも深く落ち込み、緑で囲った面積が大きくなります。
これを視神経乳頭陥凹拡大といいます。
この異常を指摘された場合は、緑内障の疑いがありますので必ず眼科を受診しましょう。
視野検査を行い、緑内障の有無や進行具合をチェックする必要があります。
緑内障は相当進行しないと症状が出ないため、「症状がないから眼科を受診しなくていい」というわけではありません。

(日本眼科学会ホームページから引用)

白内障、または白内障の疑い

前項でご説明した「眼底写真」の写りが悪い場合や、「眼科ドック」で眼科医による直接診察が行われ、水晶体(目の中のレンズ)の濁りが見つかった場合にこの判定がつきます。
どの程度白内障が進行しているかによって、治療方針は異なります。
白内障が軽いうちに手術をしたほうが、合併症のリスクが低く、目の負担が少なくなるため早めの眼科受診をお勧めします。

下図のように瞳が茶色または真っ白になるまで白内障を放置している場合、非常に難易度の高い白内障手術になるうえ、合併症のリスクも高くなります。

(進行した白内障:日本眼科学会ホームページから引用)

黄斑変性の疑い

こちらも会社の健康診断で行われる、眼底写真で判定されます。
眼科で行われる検診(眼科ドック)では、光干渉断層計(OCT)を用いた検査も行われるため、更に検出率が高くなります。
病気の初期状態では、健康診断の眼底写真で異常が分かりにくいことも多く、「眼科ドック」のOCT検査が有用です。
50歳以上の方は、加齢黄斑変性の発症リスクが高くなるため、定期的な「眼科ドック」や「健康診断」を受けるようにしましょう。

(OCTの結果:日本眼科学会ホームページから引用)

網膜出血

目の奥にある、映像が映るフィルム(網膜といいます)に出血している状態を網膜出血といいます。
多くの場合、脳卒中と同じで、高血圧・動脈硬化が原因です。
糖尿病がある方も網膜に出血しやすいため注意が必要です。
軽い出血の場合は、自然吸収を待つ場合があります。
一方で網膜が腫れてしまい、視力が低下している場合は目の注射治療が必要となることもあります。
早期発見・早期治療が予後に影響しますので、できるだけ早く眼科を受診しましょう。

(眼底写真の結果:日本眼科学会ホームページから引用)

当院の「眼科ドック」

眼科ドックとは目に特化した人間ドック(健康診断)です。
眼科ドックでは自覚症状が出る前に、病気を早期発見することが目的です。
眼科領域の病気の中でも比較的頻度が高く、失明の原因となる「緑内障」や「糖尿病網膜症」は、自覚症状がない場合が多いです。
そのため、病気の発見が遅れてしまうことがあります。
当院では患者様の目の健康を守るため、早期発見・早期治療を目指した「眼科ドック」を行っています。

このような方は眼科ドックをお勧めいたします。

  • 症状はないが目の健康を確認したい方
  • 40歳以上の方
  • 緑内障が心配な方
  • 血縁者に緑内障の方がいる方
  • 近視が強い方
  • 数年間眼科を受診していない方

当院の眼科ドックで行う検査項目(自費診療となります)

他覚的屈折検査 近視・遠視・乱視、角膜表面のカーブを測定します。
視力検査 遠方と近方の見え方を検査します。
持参した眼鏡視力検査 普段使用している眼鏡の度数で視力を測定します。
眼圧 眼の表面に空気(風)を当て、眼の硬さ(眼圧)を測定します。
緑内障の診断に重要な検査です。
眼底撮影 眼の奥の網膜を撮影し、視神経、黄斑部(網膜の中心)、網膜血管の評価をします。
光干渉断層計(OCT) 眼の断面図を撮影し、網膜の状態を撮影します。
黄斑疾患(加齢黄斑変性等)、緑内障の診断が可能です。
生体染色検査 涙に色をつけることでドライアイ、目の傷をチェックします。
医師による診察
細隙灯顕微鏡検査
角膜や結膜、水晶体などを検査し、眼の内側(網膜や視神経)の検査や、白内障などの有無を調べます。

料金:10,000円(税抜き) 検査時間:およそ40分

※オプション検査(ご希望の場合はご予約の際にお伝え下さい)

視野検査 視野の異常を検査します。緑内障の早期発見などに有用です。

料金:+7,000円(税抜き) 検査時間:+20分

眼鏡・コンタクトレンズを使用されている方へ

  • 当日は裸眼で検査をします。1dayコンタクトレンズを使用されている方は替えのレンズを持参ください。
  • 眼鏡は、普段の生活で最も使用されているものを持参してください。

ドックを受けられる方への注意事項

  • 眼科ドックは保険の適応外のため、全額自己負担となります
  • 眼科ドックは完全予約制です。前日までに電話でご予約ください。ネット予約は対応しておりませんのでお電話でのご予約をお願いいたします
  • 眼科ドックで何らかの異常が見つかった場合、同日中に保険診療での治療はできません。後日、あらためて受診していただく事になります。(※緊急性が高いご病気の場合はこの限りではございません。)
  • 眼科ドックの結果報告書は、10~14日前後でご自宅へ郵送致します。
文責

日本専門医機構認定 眼科専門医 
竹本俊旭

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